2週間で約3.7%の老化!?
2022年後半から新型コロナウィルス感染症との共存いわゆる「with コロナ時代」に入り、長らくの自粛生活から、運動や外出をされる機会も多くなっていることがと思います。そんな中、久々の外出で「階段がキツイ」「体力が落ちた」などと感じた方はいらっしゃいませんか。
在宅勤務をはじめとする外出自粛や人との交流が減り心身に悪影響を及ぼす「健康二次被害」が深刻化しています。
例えば健康な高齢者が活動量が少ない生活を2週間過ごすと、脚の筋肉量が約3.7%減少したという報告があります。加齢による筋肉量の減少は通常1年で1%ですから、なんと2週間で約3.7%の老化に値するのです。
行動制限がない今日において、感染症予防対策を講じながら、適度な運動と、人と関わる機会を少しずつ増やすことで心身にいい影響を与えて「健康二次被害」を防止することができます。
しっかりと身体を動かすことは免疫力を高めることに効果があるとされていますので、新型コロナウィルス感染症やインフルエンザなどの感染症の予防にも役立つことができます。
日々、デスクワークが多い方も、休憩時間にオフィスビルの回りを少し歩いてみる。階段を積極的に使ってみる。などと日頃から運動量アップを目指し、免疫力アップに努めてみてはいかがですか。
「免疫×自律神経(交感神経や副交感神経のバランス)×内分泌(ホルモンバランス)」の3つの働きのバランスが整うことで、生体恒常性(ホメオスタシス)という自然に備わった機能で健康を維持することができるのです。