冬場の朝に注意!心筋梗塞

 

寒気到来のニュースが出始め、カニやブリなどの冬の味覚がおいしい季節となり、また街中はクリスマスムード一色となっています。
そんな中、健康に気を付けたいことが、冬場に集中する「心筋梗塞」です。

心筋梗塞は、最も午前中に発生しやすいと言われています。
冬場は明け方に最も冷えることで末梢血管の収縮されることや睡眠中の脱水によって、心臓から多量の血液が血管へ流れ込み血圧が高い状態となり、その影響で血管内部壁にできたいたアテローム(粥腫)が破れて血栓ができ始めます。その後完全に血管内が血栓で塞がるのに3~6時間ほど経過した午前9時から12時頃に多く発生すると言われています。必然的にこの時間帯の救急車の出動件数も多くなります。

その対策として暖かい場所から急に寒い場所へ出る時は、室温と外気との差を無くすために部屋の中でコートなどの上着を着用し、マフラーや手袋などで肌の露出部分を少なくすること。脱水状況を軽減するために冬場でも水分補給を怠らず、寝る前にもしっかりと水分補給をしておくなどの予防が大切です。

そもそも血管内のアテローム(粥腫)をできないようにするためには、日ごろからストレスを軽減する、暴飲暴食をなくす、動物性脂質やコレステロールの摂取を控えめにするなどの食生活の改善など、普段から心がけることが重要です。

ちょっとした日頃から気を付けることで、重大な病気を予防することに繋がりますので、年末年始は特に忙しさでストレスが溜まったり、食生活が偏ったりするかと思いますが、くれぐれも留意し楽しい年末年始を過ごしたいものです。