「梨」に栄養は「なし」?

“ウェルネスをもっと身近に”
健康管理士/健康経営エキスパートアドバイザーの河村です。

 

「豊水」「二十世紀」などの銘柄でお馴染みの「梨」がスーパーなどの店頭でよく見かける季節です。

梨と言えば特有のシャキシャキ感やザラザラした歯触りです。
これらは「石細胞」によるものです。
石細胞は胃腸では消化されず、腸を刺激し、蠕動(ぜんどう)運動※を活発化させて便通を良くする効果があると言われています。よって食物繊維と同じような働きをしてくれます。

梨は血糖値が気になる方にもお勧めな果物で、バナナなどに比べて梨に含まれている「ぶどう糖」の量は低いのが特徴です。

また、細胞の浸透圧の維持や水分の保持をしてくれるカリウムも含むためむくみ予防・高血圧対策にも有効と言われています。

梨は大半を水分を多く含み一見栄養が「なし」のようですが、実は栄養は「ある」果物なのです。

良い「梨」は形がよく果皮に張りがあり、同じ大きさならば重みがあり、お尻がふっくらとして広いものがよいとされています。

今の時期は、食後デザートに梨を積極的に食べ腸内環境を整えましょう。

 

※蠕動運動とは、消化管の筋肉の収縮が伝播することで、内容物を先に押し出していく運動

株式会社ジータックでは「健康管理士」「健康経営エキスパートアドバイザー」が在籍しています。
企業・団体様への講演やコンサルティング、健康関連のイベント企画などを行っています。

関連ページ:業務内容 ウェルネス

「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。