バーチャル旅行へのお誘い

 

各国での新型コロナウイルスのワクチン接種が始まり、日本国内でもようやく高齢者や医療従事者の接種からスタートしていますが、まだまだ簡単に海外旅行が困難なご時世です。

オンラインツアーなど非接触型の新しい旅のスタイルが登場して、各旅行会社は様々な趣向で参加者をバーチャルな旅へと誘ってくれています。

行きたかった街へオンラインツアーで訪れることで、参加者は予習ができ、次回の旅の計画に役立てる方も多いと聞きます。

私自身もオンラインツアーへ参加したことがありますが、確かにコロナ禍の現地のイマを中継で散策してくれたり、現地の方と画面越しで交流できたりとあっという間に予定されていた時間が過ぎるほど楽しいコンテンツになっています。

でも、少し物足らない感じが最後に残るのです。

「そうだ!飛行機に乗っていない!」

空港に行って飛行機に乗るという体験していないので、どうも後味が残る印象になるのです。

そんな中、今月末に発売になっている『季刊航空旅行』(イカロス出版)の「vol.37 “ウィズコロナの旅”について知識強化 航空旅行大事典」を読んでいくと、スムーズに旅が始まり、旅が終わる。そう、航空旅行というタイトルだけに、行く道中・目的地・帰る道中とストーリーが書かれているため、まさにバーチャルで旅をしたような錯覚に陥ります。
日本人の海外旅行というと、島国ということもあって、最初と最後の旅のシーンには必ず飛行機が登場します。

実際、海外旅行は一部の国や地域では可能ですが、まだまだハードルが高いのですが、今号ではコロナ禍の海外旅行ということで巻頭の特集はカタール航空でのモルディブへの旅を出発前のPCR検査からスタートしています。
まるでコロナ禍に自分自身が旅に出かける準備をしているような映像が浮かび上がってくるのです。

誌面でも紹介があるように、日本出国・帰国時のPCR検査や帰国後の14日間の自主待機など普段通りには旅に出かけることは難しいことも頭に入れておかなければなりません。

そんな中、ちょっと旅に出かけてみたいという場合には、まずはこの1冊でコロナ禍のバーチャルな旅に出かけてみるのもいいかもしれません。

そして、少しでも“リアルな旅”をしたいと思っていただけたら、次は私たちの出番です。
私たち“リアルな旅行会社”として、正確な情報発信をして、安心・安全に出かけていただきたいと思っています。

『季刊航空旅行』(イカロス出版)「vol.37 “ウィズコロナの旅”について知識強化 航空旅行大事典」